読んだ『アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム』

読んだもの

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム 石田保輝

https://www.amazon.co.jp/dp/B07179Q3MJ

なぜ読んだのか(読む目的)

思ったこと達

全体を通して図が分かりやすく、「小難しいことを分かりやすく伝える力」って大きなバリューだなと思った。

ソートアルゴリズムは「ヒープソート」「マージソート」など、聞いたことあるような無いようなでも確実にこれ覚えてないわ〜系のアルゴリズムも紹介されていて勉強になった。各アルゴリズムを実装してみようかな〜と思ったりした。

探索アルゴリズムは「配列の探索(線形探索と二分探索)」「グラフ探索」をそれぞれ章立てて説明している。「グラフ探索」については、幅優先・深さ優先の探索と、「辺重み付きグラフ」の最短経路を探索するアルゴリズム(ベルマン・フォード法、ダイクストラ法、A*)を紹介している。転職活動のプログラミング課題で、迷路問題を解いた時にやったなぁ〜と思い出しながら読んだ。
これらの探索アルゴリズムへの理解をもっと深めたければ、実際に問題を解いてみるのが良いんだろうなぁ。パッっと思いつくのはAtCoder, paiza, CodinGameくらいかなぁ。CodinGameは楽しくて好きだったなぁ(やり込んでたというわけでもないけど)

第5章の「セキュリティのアルゴリズム」が、一番『この本を読んで良かったなぁ』と思える章だった。章のはじめに「盗聴」「なりすまし」「改ざん」「事後否認」という4つの問題を挙げて、それらに対応する形でセキュリティ技術を紹介してくれているのが良かった。
改めて説明してと言われるとうまく説明できるか自信のなかった暗号方式や鍵交換法について、図解付きで説明されていてとても分かりやすかった。インターネットをやっていく中でセキュリティはマナーだよなぁと感じているので、この辺りの理解を確認することができたのは非常に良かった。

その他、クラスタリングの基礎やユークリッドの互除法などの有名アルゴリズムについても紹介されている。

総じて、非常に学びが多く、『アルゴリズム正直自信ないかも...』と思っている方にはオススメしたい一冊だった。

と書いたが、改めてamazonのレビューを見てみると

本書のもとになっているアプリ「アルゴリズム図鑑」は基本無料であり、イラストがアニメーションするためより分かりやすいと思います。 さらに、アプリでは360円(レビュー時点)のアプリ内課金でアプリ内のすべてのアルゴリズムが見れるため、本を買うより圧倒的に安くなります。

とのレビューがあった。

本を買いたいと思ったあなたはアプリで充分かもしれないので本を買う前にアプリを使ってみると良さそう。