突然連絡をくれた学生さんとペアプロしてお悩みを解決した話

「突然失礼します!プログラミング初学者のXXXという者です。hatenaブログのAction textの記事を見て来ました。僕もあの記事の質問者さんと同じで...」

Twitterのダイレクトメッセージが来た。

自分自身ではすっかり忘れていたのだけど、どうやら約1年前(2020-01-26)に ruby-jp slack で ActionText の質問に答えた というブログを書いていたらしい。

完全に書いた記憶を失っていて、ダイレクトメッセージをみたときに「誰か別の人と勘違いされているか、あるいはスパム的な何かかな」と疑ってしまった。申し訳なさ。

で、このブログに書いてあることと似たようなことをやろうとしたのだけどうまくいかないのでアドバイスがほしい、とのことだった。

行動力がすごいなぁ。
ブログを読んでその著者に連絡するの、自分はやったことないなぁ。

テキストベースでアドバイスとコードレビュー

ダイレクトメッセージは、やりたいことの説明とエラー画面のスクリーンショットが送られてきたのだけど、うーんまあこれだけではなんとも言えんな〜という感じで。

「具体的にどのようなコードを書いているのか分かればアドバイス出来るかと思いますので、GitHub等の手段でコードを見せて頂ければと思います〜」
GitHub上でプルリクエストの形にしておいてもらえると、コメントしやすくて助かります!(できなければ大丈夫です)」

とお伝えしてみた。

翌朝になるとプルリクエストのリンクが送られてきた。(ちょっと安心した。プルリクの作り方分からん、となった場合にコードを見ながらのテキストコミュニケーションはけっこう大変だよなぁと思っていたので)

コードを読んでみると、なるほどこれじゃ動かなそう、という実装になっていて、どれがどのクラスのオブジェクトなのかとかをまだ理解できてなさそう、という感想を持った。

プルリクには「こんな感じで想定した動きになるんじゃないか?」というコメントとともにコード例を書いてみたのだけど、それでもまだ動かんという話だった(コード例がミスってた)ので、じゃあ画面共有しながらやりましょうか、という話をして同期的に課題解決に取り組むことになった。

ペアプロ

実際に取り組んだ様子。

許可をとった上で録画することにした。

動画として残しておけば、学生さんも後で見直すことができるし、自分も伝え方や内容にミスがあったらあとから訂正できるので良いかなと思った。

ペアプロ中に自分が参考にしたドキュメントはScrapboxにリンクをまとめて共有した。プログラミングを学習中のときって、2次情報(個人のブログ等)に頼りがちになると思うのだけど、お仕事では基本的に1次情報(公式リファレンス)を見るわけで、その辺の感覚も伝えることが出来ると良いなぁと。

最終的に課題を解決することができてよかった。

まとめ

1年前に書いたブログがきっかけとなってお悩みの解決にたどり着くことができて、良い体験だった。

自分のブログが知らない誰かに読まれていて、誰かの役に立っているのかもしれないと思うと、胸アツであった。

しかも今回、自分自身では完全に忘れていた記事だったのもすごいなぁ。

書いているときはそんなに思いを込めて書いたわけじゃなかった(なんとなく月に1個くらいは書いとくか〜という気持ちのやつだった)のだけど、いまになって効いてきたというか。

自分にとってそれほど価値が高くないと思っていたものが誰かにとって価値のあるものである可能性があるんだなってことを実感できた。

書いておいてよかったなぁ。