愛犬のがんが判明した話

2023年8月、愛犬のラテのがんが判明しました。

愛犬のラテはこちらです:

かわいい


具体的には「リンパ腫」という血液のがんであることが分かりました。

悪性リンパ腫(あくせいリンパしゅ、英語: Malignant Lymphoma、略称:ML)は、血液のがんで、リンパ系組織から発生する悪性腫瘍である。

from: 悪性リンパ腫 - Wikipedia

リンパ腫にもいくつか種類があるようで、ラテは身体の複数箇所のリンパ節が同時に腫れる「多中心型」でした。

特に多中心型では、リンパ節が腫大する以外には症状がでず、動物は元気なことも多くありますが、無治療で経過すると急速に進行し、全身の臓器に浸潤して、元気・食欲がなくなり、最終的には死に至ります。犬の多中心型リンパ腫を無治療で経過観察した場合の生存期間は約 1 ヶ月が平均的といわれています。

from: 犬と猫のリンパ腫 - 北海道大学動物医療センター外科/腫瘍診療科

記事にある通り、本人は元気でただ「身体に腫れたしこりのようなものがいくつかあるね」という感じだったので、当時はまさかリンパ腫(しかも無治療だと生存期間が1ヶ月の病気)だとは思ってませんでした。

早めに発見して病院で治療を開始できたのは不幸中の幸いでした。


現在は定期的な抗がん剤の投与で治療をしています。

使用する薬の種類や投与頻度によっていろいろなプロトコールがある中で、獣医さんと相談して「ウィスコンシン大学(UW)プロトコール」をベースとした治療をしています。

複数の抗がん剤を組み合わせ、初めの 2 ヶ月は毎週、その後の 4 ヶ月は 2 週に 1 回の治療を行います。 全部で 6 か月間の治療期間となり、その後はリンパ腫の再燃がみられるまで無治療で経過観察となります。 通常は治療終了後 3~4 ヶ月で再燃がみられ、治療が再開されます。 多中心型リンパ腫では、1 年生存率 50%、2 年生存率 20%、3 年生存率 10%弱という成績があがっています。

from: 犬と猫のリンパ腫 - 北海道大学動物医療センター外科/腫瘍診療科

抗がん剤の投与に際には動物病院に日帰り入院で預けて治療をしてもらっています。2ヶ月間の毎週の投与が終わり、現在は隔週の投与をしているところです。

最初の1ヶ月くらいで、身体にあったしこりはなくなりました(これを「寛解」と呼ぶらしいです)。

最初は抗がん剤投与の直後に発熱したり、その後も投与の1~2日後くらいは気だるそうにしていることもありましたが(抗がん剤は身体に負担がかかるようです)、今は身体も慣れてきて基本的に元気に過ごしています。

記事にある通り "1 年生存率 50%、2 年生存率 20%、3 年生存率 10%弱" という病気なので、元気なうちにやれることをやっておこう、と、キャンプに行ったりお世話になった人と会ったりしています。

フォトスタジオにも行きました。記念写真、大切にします。

from: instragram

引き続き抗がん剤治療を進めていきます。そのなかで、体調の変化とそれに伴う生活の変化が出てくるかもしれません。

具体的にどういう変化になるかは予測できないことなので、正直不安もたくさんありますが、限られた時間を精一杯たのしく過ごそうと思っています。

人が大好きでたくさんの人に撫でてもらったら大喜びするので、会っていただける方がいたらぜひお声がけください^^