退職とこれから

GMOペパボを退職します

2024年2月29日付けで、2018年9月から5年5ヶ月間を過ごしたGMOペパボ株式会社(以下ペパボ)を退職します。

1月末に最終出社を終えて、

2月は勉強をしたり毎日声日記を記録したりして過ごしていました。

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ペパボではSUZURIというサービスの開発に携わっていました。 やってきたことは前回のブログ SUZURIでの5年間でやったこと - tanaken’s blog にまとめてあります。

感謝

本当にたくさんのことを学びました。

尊敬できる同僚がたくさんいてありがたい環境でした。

約5年半に渡って成長していくSUZURIと共に歩めたことも幸運でした。

SUZURIは今年(2024年)の4月で10周年を迎えます。おそらくさまざまな取り組みを準備していることと思いますし、これからも進化をしていくサービスだと思っているので、とても楽しみです。

退職する理由

勤務スタイル

ひとつは、「自身の理想とする勤務スタイル」と「会社の勤務体制に関する方針」との乖離が広がっていると感じたことです。

ペパボは2020年6月に「テレワークを基本とする勤務体制」への移行を発表し、そこから数年はフルリモートワークでした。
1年目の年間平均リモートワーク率は96.0%!すごい!!!)

自分はその発表を機に、2020年8月には東京都23区外に引っ越し、愛犬を飼いはじめるなど、生活スタイルが一変しました。 社内のさまざまな方がリモートワークに関するインフラや制度を整備してくださったおかげで、快適にリモートワークをすることができ、そのおかげで自身はオフィスワークよりもリモートワークのほうがパフォーマンスが出やすいということに気づくことができました。

そんななか、2023年2月から、ペパボが属する「GMOインターネットグループ」では出社しての勤務が原則となりました。ペパボにおいても(たしかペパボからの公式な発表はないはずですが)この原則に従う形で勤務しています。また、採用候補者との面談・面接においても「出社しての勤務が原則」であることをお伝えしたうえでコミュニケーションをしています。(職種や等級による出社頻度の目安などはあります、気になる方はカジュアル面談へ!

そのような変化がある一方で、自分の家庭事情はブログに書いた理由でなるべく自宅から離れずに勤務をしたいという想いがあり、リモートワークのほうが自身のパフォーマンスが出やすいと感じていることも含めると、理想とのギャップが広がっていく方向に変化していることを感じていました。

自身はオフィスワークでのパフォーマンスが悪いわけではないし「出社が嫌い」とかでは全然ないので、たらればの話ですが、あのとき引っ越さずに出社しやすい場所に居住しつづけて愛犬も飼わずに別の選択をしていたら、退職には至っていなかったかもしれないですね。

モチベーション

もうひとつは、複合的な理由でモチベーションを維持するのが難しくなってしまったことです。

サービスのユーザに直接的に価値を提供するような機能開発に取り組めていなかったこと、結果としてサービスを自分の手でつくりあげているようなワクワク感が薄れてしまったこと、が大きいかなと思います。

ペパボに入社して丸5年がたった#③プロダクトへの熱の高さに書いたとおり、サービスの開発よりもその運営を支える裏側の機能(決済や会計周り)に取り組むことが多く、サービス自体への熱量は落ちていた自覚があります。まあこれは自分のスキルがもっと高ければ(裏側の機能を片付けつつサービスの開発もバンバンできるくらいのスキルがあれば)良かったのかもしれませんが、実際にはなかなかそううまくはできませんでした。

自分はもっとサービスづくりがしたかったんだなぁという気づきでもありました。

そのほか、さまざまなできごとのなかで、自身のコントロールできる範囲の外側にあるものごとによってモチベーションに影響があるシーンも時にはあり、そういったできごとに折り合いをつけるのが難しかったという面もありました。

3月からLeaner Technologiesで働きます

2024年3月からは株式会社Leaner Technologies(以下、リーナー)で働きます。

リーナーに決めた理由は次の3点です。

  • 尊敬できる同僚
  • 事業領域
  • カルチャー

尊敬できる同僚

一緒に働いたことのある方々がいることは心強く感じました。

  • ペパボにいたころから公私ともに仲良くさせてもらっている @co_bachie さん
  • 副業でお手伝いしていたbosyuを一緒に開発していたことのある @corocn さん、@lulu_lul2 さん、@renyamizuno_ さん

また、技術カンファレンスで何度も発表を見聞きしていた @kokuyouwind さんがいることも意思決定を強く後押ししました。

リーナーは現在社員数が40名程度の会社です。 小規模のチームで密にやりとりをしながらプロダクトを開発していくことになるので、尊敬できる方々がぎゅっと詰まったチームに飛び込めることはとても魅力的に感じました。

そして彼らがフルリモートで働いていて、それを前提としたコミュニケーションができることも安心感がありました。

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事業領域

リーナーは調達購買領域でサービスを展開しているスタートアップです。

「ニッチ過ぎて意味わからん」というのが最初の感想だったんですが、

「この領域に課題を抱えている事業者は比較的大きな規模の事業者だろうな」というのは予想がつきました。 (調達部門があるってことは多くの場合は製造部門をもっているだろうし、その調達に課題があるってことはそれなりの種類や数量の調達をするからこそ課題があるわけで、それはつまり大規模な組織ってことになるのでは、という予想)

過去に「小規模事業者向けのtoBサービス」と「toCサービス(SUZURI)」は経験してきていて、大規模事業者向けのtoBサービスに携わってみたいという思いがあったので、この事業領域にも興味を持ちました。

詳しく話を聞いてみるとおもしろくて、この領域でリーナーが頑張ることによってクライアント事業者にとって大きな価値を生むであろうということが分かったので、チャレンジしたいと感じました。

つくっている人々が、価値のあるサービスだし、もっと価値のあるサービスにしていく、と信じ切っていることにもワクワクを感じました。

カルチャー

Sponsors - RubyKaigi 2023 をみると、リーナーはトップスポンサーをしています。この規模の会社でRubyKaigiのトップスポンサーをやることってあるんですか?(いや、まあ過去にはあるのかもしれないけど)

自分が経営者だったら、いくらRubyにお世話になってるとはいえ、この意思決定できるだろうか?この意思決定をできるのってすごくない?と思いました。

その意思決定をしたCEOがどんなことを考えているのかがよく分かるnoteがあって、これを読んだら心に響いたし、↑の意思決定ができるのも腑に落ちました。

note.com

おわりに

自身の会社員としての節目のタイミングなので、記録としてブログを書くことにしました。文章にしてみたことで考えが整理できた気がします。

2月の休息期間が終わり、気持ちも高まっています。3月からやっていくぞ〜!