PostgreSQLのVALUESコマンドが便利だった

VALUES https://www.postgresql.jp/document/15/html/sql-values.html

結論ファースト

たとえばこんなことができる...!定数テーブルをつくれる、便利。

WITH
prefectures (code, name, group_name) AS (
    VALUES
        ('01', '北海道', '北海道'),
        ('02', '青森県', '東北'),
        ('03', '岩手県', '東北'),
        ('04', '宮城県', '東北'),
        ('05', '秋田県', '東北'),
        ('06', '山形県', '東北'),
        ('07', '福島県', '東北'),
        ('08', '茨城県', '関東'),
        ('09', '栃木県', '関東'),
        ('10', '群馬県', '関東'),
        ('11', '埼玉県', '関東'),
        ('12', '千葉県', '関東'),
        ('13', '東京都', '関東'),
        ('14', '神奈川県', '関東'),
        ('15', '新潟県', '北陸'),
        ('16', '富山県', '北陸'),
        ('17', '石川県', '北陸'),
        ('18', '福井県', '北陸'),
        ('19', '山梨県', '中部'),
        ('20', '長野県', '中部'),
        ('21', '岐阜県', '中部'),
        ('22', '静岡県', '中部'),
        ('23', '愛知県', '中部'),
        ('24', '三重県', '近畿'),
        ('25', '滋賀県', '近畿'),
        ('26', '京都府', '近畿'),
        ('27', '大阪府', '近畿'),
        ('28', '兵庫県', '近畿'),
        ('29', '奈良県', '近畿'),
        ('30', '和歌山県', '近畿'),
        ('31', '鳥取県', '中部'),
        ('32', '島根県', '中部'),
        ('33', '岡山県', '中部'),
        ('34', '広島県', '中部'),
        ('35', '山口県', '中部'),
        ('36', '徳島県', '四国'),
        ('37', '香川県', '四国'),
        ('38', '愛媛県', '四国'),
        ('39', '高知県', '四国'),
        ('40', '福岡県', '九州/沖縄'),
        ('41', '佐賀県', '九州/沖縄'),
        ('42', '長崎県', '九州/沖縄'),
        ('43', '熊本県', '九州/沖縄'),
        ('44', '大分県', '九州/沖縄'),
        ('45', '宮崎県', '九州/沖縄'),
        ('46', '鹿児島県', '九州/沖縄'),
        ('47', '沖縄県', '九州/沖縄'),
        ('__', 'その他', 'その他')
)

SELECT * 
FROM prefectures 
WHERE prefectures.name IN ('東京都', '大阪府')

結論に至った過程

最もよくある使い方

通常は、VALUES は大きな SQL コマンドの内部で使用します。 最もよくあるのは、INSERT での使用です。

INSERT INTO films (code, title, did, date_prod, kind)
    VALUES ('T_601', 'Yojimbo', 106, '1961-06-16', 'Drama');

ですよね。VALUESといえばこれって感じ。

必要最小限のコマンド

必要最小限の VALUES コマンドはこのようになります。

VALUES (1, 'one'), (2, 'two'), (3, 'three');

これは、列が二つで行が三つの表を返します。事実上、これは次と同じことです。

SELECT 1 AS column1, 'one' AS column2
UNION ALL
SELECT 2, 'two'
UNION ALL
SELECT 3, 'three';

へぇ〜〜、便利じゃん!!

FROMのなかでも使える

VALUES は、副SELECTが書ける場所に使用することができます。 例えば FROM 句の中などでも使えます。

SELECT f.*
  FROM films f, (VALUES('MGM', 'Horror'), ('UA', 'Sci-Fi')) AS t (studio, kind)
  WHERE f.studio = t.studio AND f.kind = t.kind;

へぇ〜〜〜〜〜〜。ん、この AS t (studio, kind) って、これ定義できるってこと?

VALUESをFROM句の中で使用する場合には、AS句が必須となることに注意しましょう。 これは SELECT の場合と同様です。 AS句ですべての列の名前を指定する必要はありませんが、指定しておくことをお勧めします。 (VALUESのデフォルトの列名は、PostgreSQLにおいてはcolumn1、column2のようになります。 しかし、他のデータベースシステムでは異なるかもしれません。)

ほ〜〜ん、なるほど!!

なんかこれ WITH句でも使えるような気がするな...

https://www.postgresql.jp/document/15/html/queries-with.html

テーブル名も定義できるし便利なはず!、やってみっか!

で、一番上のクエリ。