当日ヘルパーから見た RubyKaigi 2022

三重県津市で開催されたRubyKaigi 2022に参加してきました。

今回はじめて、当日の運営のお手伝い(ヘルパー)として参加したので、その視点で記録しておきます。

開催前

まずはヘルパーとして参加することにした経緯から。

RubyKaigi公式Twitterアカウントでヘルパーの公募がありました。

応募するきっかけがもう一歩なくてどうしようかな〜と迷っていたところ、

会社のSlackで同僚が「ヘルパーに応募しようか迷っています」と言っているのを見かけて

「迷っているなら一緒に応募しませんか!?」という謎のムーブ(自分も迷ってたくせに)を繰り出し、応募することにしました。

結果的に自分で自分の背中を押したというか、自分を客観視したのかな?という気がします。 「迷ってるならやれば良さそう」と思えて、あ、これは自分自身にこの言葉をかけてあげればよかったんだなぁと気づいたというか。

応募後、8月中旬にオーガナイザーの @a_matsuda さんからメールをいただき、正式にヘルパーとしての参加が決まりました。

運営チームのSlackチャンネルに参加し、わいわい始まりました。

開催前にSlackチャンネルでやったことは

  • Staffチケットの受け取り
    • すでにチケットを購入済みの場合はチケット種別の変更と返金
  • 名前やSNSアカウントの報告(サイト掲載用)
  • 運営資料の受け取り
  • そのほか細かい質問など

くらいですかね。About - RubyKaigi 2022 に掲載していただいたの、結構嬉しいです。

開催中

開催1日目の始発電車で東京から三重に向かい、津市の会場に到着したのは10時前でした。

運営チームメンバーのほとんどは前日(あるいはそれ以上前)に会場近辺に集まっており、当日は朝8時から集まって諸々の準備を始めていたので、自分が到着したころには運営真っ最中で、受付にてお手間を取らせてしまいました(一般チケットに紛れてStaffチケットの人が来た!みたいな)。

もしまたヘルパーをやるときには、なるべく前日入りできるように調整するか、遅れて参加する場合には業務に合流する流れを事前に決めておけると良さそうですね。

その後、オーガナイザーの @spring_aki さんにいろいろレクチャーいただいて、ヘルパー業務に合流しました。

自分の主な業務は、①ノベルティブースでノベルティの配布、②大ホールの扉の開閉、③昼食の弁当配布時の人の流れの整備、④そのほか気づいたことや呼ばれたお仕事、でした。担当を決められていたわけではないので、やれそうな仕事を拾っていったらこうなった、という感じです。

お仕事内容は2日目と3日目も大きく変わらず、昼間そんなに忙しいってこともなかったので、合間を見てセッションを聴講していました。手元の聴講メモを見ると、途中から聞いたり途中で抜けたりしたものを含めて12のセッションを聴講できたようです。

またノベルティブースでは、ペパボもお世話になっているフィヨルド@komagata さん、@machida さんとおしゃべりしたり、@swan_match さん(魔王)にキーボードを見せてもらったりしました。

全体を通してめちゃくちゃ忙しいということはなかったですが、3日目の夜のホール撤収作業は結構疲れました。大ホールと中ホールの廃棄品を回収してゴミ捨て場へのルートを何度も往復するのは汗だくになりました。ヘルスケアアプリでこの日の歩数を見てみると24,000歩でした。なかなかよく歩きましたね〜。

ヘルパーとして参加することで、RubyKaigiの裏側を垣間見ることができました。

ヘルパーを含む運営チームメンバーはみなトランシーバーをつけており、これを使って状況報告、相談、依頼などを行ないます。

トランシーバーには終日さまざまな情報が飛び交い、各メンバーがいくつもの課題を解決しているようすや、いくつもの提案をして行動しているようすを窺い知ることができました。(もちろん自分もいくつかのアクションをしました。決して多くはないですが)

そのようすを聞いていると「ああ、これまでのRubyKaigiも毎回こういうふうにして運営されてきたんだなぁ」と感じ、心の底から「うお〜〜〜感謝〜〜〜〜〜」みたいな気持ちが湧き上がってきました。興味のある方はぜひヘルパーに応募してみてください。オススメです。

開催期間中の反省点として「オンライン参加者の視点をあまり意識していなかった」点が挙げられるかなと思います。

RubyKaigi 2022は現地とオンラインのハイブリッド開催で、オンライン参加の方もかなりたくさんいました。にもかかわらず、2日目の通信トラブルの際に「オンライン参加者に向けたアナウンスが乏しかった」という気づきがありました(2日目終了時の運営集会にて)

「オンライン参加者の視点でいまRubyKaigiがどのように見えているか」という思考を常に持っていれば、「こういう案内を出した方が良いかも」という提案ができたかもしれないなと悔やまれます。

こういった反省を踏まえて、次回以降のRubyKaigiをもっと良くしていけると良いですね。

開催後

開催後はヘルパーとしての業務は特にないですが、Slackの運営チャンネルで知ったようすを紹介します。

オーガナイザーの一部の方は、翌日以降も引き続き会場に足を運んで備品の整備やスポンサーブースの備品を各社に送付する手続きなどを行なっていたようです。本当にお疲れさまです、ありがとうございます。

Slackチャンネルでは、集合写真の共有や、次回のRubyKaigiに向けたエモい話などが行なわれていました。

次回は長野県松本市ですね。楽しみです。

まとめ

当日ヘルパーから見た RubyKaigi 2022 について書いてみました。

自分はいつもRubyを使わせてもらっていてお世話になりっぱなしなので、少しでも何かできたらなぁという想いがありました。

その「何か」のひとつとして、今回ヘルパーとして参加することにしたのですが、結局、自分が貢献した何かよりもRubyKaigiからもらったモノの方がたくさんあって、またお世話になっちゃったぜ〜という感じですね。

ますます何かやっていきたくなりました。ありがとうRubyKaigi、また会いましょう。