みんな自社に欲しい人を考えるときに「スキル/経験」と「カルチャーフィット」の2つは考えてるけど、むしろ大事なはずの「再現性のある能力」と「マインド/考え方」の2つを逆に見逃しすぎててミスマッチ起きまくってるところが多い気がしてます、はい
— 石倉秀明@bosyu社の社長です (@kohide_I) August 1, 2019
このツイートを見てからときどき「自分の "再現性のある能力" は何だろう」と考えてる。
けど「これだ」というものが見つかっていない。
多分このツイートが目に止まったのは、自分に "再現性のある能力" なんてあるのか?と少しドキッとしたからだと思う。
さて、そもそも "再現性のある能力" とは何だろう。
ツイートを見たときは『俺に任せて、XXなら出来るよ(自信あるよ)』と言える能力のことかなと思った。
もう少し分解して考えてみよう。
"再現性" とは何だろう。
測定の精度(precision)を表現する条件として、測定者、測定システムおよび測定場所が異なり、測定手順も異なることが望ましいという条件のもとでの実験により得られた測定結果のばらつきの大きさを表現する指標。これに対して、繰り返し性(併行精度:repeatability)とは、測定手順、測定者、測定システム、測定条件及び測定場所が同一で、短時間の繰り返し測定の結果から得られるばらつきの程度をいう。
なるほど、"再現性" は 測定結果のばらつきの大きさを表現する指標
だったのか。
「再現性がある」という表現は「測定結果のばらつきが小さい」という意味合いで捉えて良さそう。
さてここでの「測定」の対象は何だろう。
元のツイートを再度読むと、 自社に欲しい人を考えるとき
という文脈なので、「業務においてその人が残す成果」を測定すると考えるのが自然かな。
となると "再現性のある能力" は「業務においてばらつきが小さい成果を残す能力」という意味になりそう。
「ばらつきが小さい成果」というのはどういうことかな。何かと何かを比べて初めて「ばらつき」という表現になりそう。「過去に残した成果と同じような成果」と解釈して良さそう。
加えて 測定者、測定システムおよび測定場所が異なり、測定手順も異なることが望ましいという条件のもとで
とある。
これも加味すると "再現性のある能力" は「誰に、いつ、どこで、どのような方法で評価されても、過去に残した成果と同じような成果を残す能力」という意味になりそう。
さて、ここまでを整理すると、冒頭の「自分の "再現性のある能力" は何だろう」という問いは、
「自分の『誰に、いつ、どこで、どのような方法で評価されても、過去に残した成果と同じような成果を残す能力』は何だろう」
という問いになる。
えー。何だろう。
ひとつ言えるのは、いろんなことをやっていろんな成果(良い成果も悪い成果も)を出している人は、 過去に残した成果と同じような成果を残す能力
がありそうかどうかを考える材料が増えるので、何もやってない人よりは良いんじゃないかなぁということ。
試行回数やサンプル数が多いほどまともな結果が出るし分析しやすくなる。はず。
ので、これまでやったことを書き出してみたり、今後いろんなことをやると、この問いの答えっぽいものが見えてくるんじゃないかなと思った。