読んだ『やってはいけないデザイン 平本 久美子』

読んだもの

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4I0G15

なぜ読んだのか(読む目的)

思ったこと達

  • デザインのサンプルが多数掲載されていて、何かを作る折に読み返そうと思った
    • 参考になるものが多そう
  • 『基本の3色』のところは特に活用できそうだと思った
    • ベースカラー
    • メインカラー
    • アクセントカラー
  • 全体を通して「やってはいけない」ではないじゃん。と思った
    • 「こうやるのはあまりオススメしないよ」あるいは「こうやるともっと良い感じになりそうじゃない?」というのが書いてある本だった
    • 「やってはいけない」と言い切った方がキャッチーだからそういう表現なんだろうな
      • これもある種の"デザイン"か。キャッチコピーのデザイン。
    • ただ、「やってはいけない」という表現は言い切りすぎで嘘に近いと思うから、あんまりこれは好きじゃないなぁ
      • 例えば p.130『見出しをもっと目立たせたいなら 少しだけ傾けてみよう』の「やってはいけない」のデザインは、やってはいけないとは言い難いよなぁ

読んだ『CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド ジョン・ソンメズ』

読んだもの

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FCYSNXT

なぜ読んだのか(読む目的)

  • ずいぶん前にまつもとゆきひろ氏の講演会に行ったときに紹介されていて興味を持った
  • ソフトウェア開発者として生きていくためのヒントが書かれているような気がした

思ったこと達

この本にはソフトウェア開発者のキャリアに関する、概ねすべてのことが書かれている。ボリュームが多く考えさせられる内容でもあったので、読むのにはかなり時間が掛かった。一部内容が単調な章もあり、読むのをやめてしまおうかと思った時もあったが、すべて読み切ることでソフトウェア開発者のキャリアの全体感が掴めたような気がする。

気になった文章とその所感を書いておく。


私は、実際に動いているアプリケーションのソースコードを見て、何が起きているのかをできる限り解明しようと努力するところから始めるのがベストだと思う。

初心者がソフトウェア開発の技術を学習する際に「自分でなにか小さなアプリケーションを作ってみる」というのをファーストステップにするケースが多そう(要出典)。
でも実は、技術の習得や経験を得るという観点では、すでに動いている(運用されている)アプリケーションをいじる方が良いのかも?と感じていた。最近も良く感じる。

  • 小さなアプリケーションをゼロから作るよりも、運用されているアプリケーションを修正する仕事の方が多い(と思う)
  • 自分で作っているものは(良くも悪くも)雑に「えいや」とできてしまう
  • ゼロから作るのと、運用されているアプリケーションの修正では、思考プロセスが違う(と思う)

Webアプリケーション(それなりに利用者のいる)の運用を経験する場、を作ることができたら良さそう。


ルールはない。あるのはガイドラインだけだ。

良い言葉。この筆者は割りと常識に捉われないアクションをしてきている。が、それは破天荒なものかというとそうではなく、論理的な判断に基づいている。大抵は周囲の反応や自身の思い込みによって"ルール"と認識しているだけで、実際はそんなルールなどなく「こうした方がいいかもね」という程度のガイドラインだ、と言ってる。

つまり絶対に守らなければならないルールなどないから、そんなもの気にせずに自分の求めるゴールに突き進むためのアクションをしようぜ、という話。


テストとは、問題を起こす、あるいは起こす可能性のあるすべてのものを見つけることではなく、仕様に照らしてソフトウェアをチェックすること(ソフトウェアのテストを好んでこのように定義する人もいるが)でさえない。
(...中略...)
ソフトウェアを使っていて顧客が大きなマイナスの影響を受けるリスクを軽減することだ。

テストで必要以上に細かいことを気にしてしまうケースはあるかもなぁ、という反省。


ソフトウェア開発には、YAGNI(YouAin'tGoingtoNeedIt、それが必要になることはない)をなくすという原則がある。

初めて知った単語。不要なコードは書かないでおくれ、ということだな。


あなたはコードのデバッグのためにかなりの時間を費やすことになるということだ。人生には、絶対に避けられない定めがある。死ぬこと、税金を取られること、そしてバグを作るプログラマーだ。あなたの時間のかなりの部分がコードのデバッグのために費やされることを考えるなら、デバッグは得意分野にしておくべきではないだろうか?

他人が書いたコードのデバッグ、自分が過去に書いたコードのデバッグ、自分が今書いたコードのデバッグ。確かにデバッグに費やす時間って多いよなぁ。


世の中では新しいソフトウェアが次々に作られているが、新しいソフトウェアはどれでも一定の寿命が想定されており、それはおそらく開発にかかった時間よりも長いだろう。ということは、いつでも新しいソフトウェアよりも古いソフトウェアの方が多いはずだということになる

(寿命が開発に掛かった時間よりも短いケースもそれなりにありそうだけど)一般的にはそうだろうなぁ。「新しい」「古い」の定義は曖昧だけど、少なくともメンテナンスの重要度が相対的に高いソフトウェア、の方が世の中には多い、ということは言えそう。


コードのメンテナンスが得意になる秘訣のひとつは、ボーイスカウトのルールだ。このルールはアメリカのボーイスカウトに由来するもので、「来たときよりもキャンプ場をきれいにして立ち去る」という単純なルールを強調する。

いじったらいじる前よりも綺麗にするということか。
「今回のプルリクではスコープ外とします(=綺麗さは変わらず)」としてしまうこともあるなぁ。 最近では手をつけたプルリクに関連して綺麗にできそうなところがあったら、綺麗にする用のプルリクを別途作って、それを先にマージしてから元のプルリクに戻る、という風にやることが多いかも。


コードは書かれる回数よりも読まれる回数の方が多い

確かに。だから読みやすいコードを書くようにしないとチーム全体の生産性を下げることにつながるんだよな。この言葉、意識しよう。


コメントを読み通さなければ意味が理解できないような暗号的なコードを書くよりもコメントなしで意味が自然にわかる明瞭で表現力の高いコードを書く方がいい

わかる。けど結構コメント書いちゃう派かもなぁ。コメント自体のメンテナンスも必要になってしまうから、コメント書きすぎると良くない、みたいなところはあるよなぁ。


自分の生活を完全にコントロールするためには、まず自分のために時間を使うようにするとよい。

この思考はすごく大事だなぁ。自分のための人生。自分のために時間を使おう。


過去に生きることができないように、未来に生きることもできない。考え方を変え、人生を先延ばしにするのをやめて今本当に生きることを始めなければ、目標としていた日がやってきても、次のいつかを待望するようになってしまうだろう。

自分のためにやろうと思っていたことをいまやる。今度やろう、じゃなく、いまやる。


いいチームは共通の目標を持っている。
(...中略...)
チームに属するソフトウェア開発者の場合、たとえば、ほかのメンバーがすでに進めている仕事に力を貸せるときに、新しい仕事に手を付けたりしないようにすれば、共通目標を大切にするという態度を発信できる。

ほかのメンバーがすでに進めている仕事に力を貸せるときに、新しい仕事に手を付けたりしない』これめっちゃ良さそう...!
手元の仕事が片付いたら、次の仕事を始める前に他のメンバーに声をかけてみる、というのすごく実践しやすそう。
本にも書いてあったけど「手伝いましょうか?」よりも「その機能興味あるんで一緒にやらせてもらえないですか?」みたいな感じで話せるともっとよさそう。


アジャイル開発環境では、新しいバックログを選んでひとりで仕事をするよりも、すでにバックログに取り組んでいるチームメイトのところに行って、そのバックログを完成させるのを手伝ってから、次のバックログに手を付けよということを原則としている。

え、そうなんだ。知らなかった。アジャイル侍とかに書いてあるかな?全然そういうのちゃんと読んでないや...


優れたソフトウェア開発者とは、まわりのすべての人々の力を上げ、チーム全体の力を向上させる人物

かっこいい。なりたい。なろう。


昇進、昇格していくのは、影響力のあるソフトウェア開発者だ。それはただ単にいいアイデアを持っている人ではなく、自分のアイデアの賛成者を集めることができ、実際にアイデアを実現できる人のことだ。

文書だ!優れたアウトプット。影響力。こういう視点を常に忘れずにいよう。


リーダーシップとは、あなたの未来に対するビジョンに向かって人々があなたについていくようにすることだ。あなたが行く方向に向かわせ、あなたが切り開いた道を歩かせることだ。
そのため、あなたはその道を最初に歩かなければならない。リーダーシップとは、先頭に立つことであり、後ろから押していくことではない。

同じ方向に向かって歩いていく。先頭を歩く。後ろから押していくことではない。


ただ単に一所懸命働くことよりも、一貫性とこだわり、そして何をすべきかを知っていることの方がずっと大切だ。

「一貫性とこだわり」かぁ。正直なところ、そういう確固たる何かを持っていないんだよなぁ。


コントロールできないものをコントロールしようとせず、自分の道に入ってくるあらゆるものを受け入れるつもりになるだけで、人生はずっと楽しいものになる。ずっとワクワクするものになる。
(...中略...)
不確実性を楽しめ

自分自身をしっかりとコントロールできるようになった上で、コントロールできないものはコントロールしようとせず、受け入れる。ということか。


すべてのソフトウェア開発者はいつも何らかのサイドプロジェクトを手がけるようにすべきだと思う。小さく始め、時間と労力を注ぎ込み、完成させることを忘れないようにしよう。

やろうやろうと思っても最近できてないことの1つ。後でやろうじゃなく、いまやる。かな。


何をすべきかがわかっていることと、それがどういう結果をもたらすかがわかっていることには大きな違いがある。結果がどうなるかがわかる人はいない。だから、私たちは持てる知識を活用してできる限りのことを行い、ちょっとした失敗はつきものだと割り切りながら、プロセスを信頼するしかない。失敗しても立ち直って再び挑戦し、決して諦めない限り、最終的にはかならず成功する。

プロセスを信頼する』って良い言葉だ。プロセスを信頼し、結果が出るまでやりきる。結果が高く評価されたらそれを「成功」と呼ぶ。


今日、たった今、決意を固めて行動を起こそう。

よっしゃ。やってこう。

読書ふりかえり 2019/03/03 ~ 2019/03/16

読書を意識的に始めるようにしてから4回目のふりかえりです。

前回の記事はこちら

tanaken0515.hatenablog.com

おさらい

1日30ページ というペースを具体的な項目に落とし込んで目標を立ててみたら達成することができた!というのが2週間前です。

読むこと自体が目的になってしまわないようにレビューを残すことも大事だ、と考えて、以下のような目標を立てました。

レビューを書く

読む

この目標で2週間を過ごしてみてどうなった?というのがイマココです。

目標達成できたのか...?

レビューを書く

読んだ『さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について』 - tanaken’s blog 達成!🎉
読んだ『アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム』 - tanaken’s blog 達成!🎉

読む

CAREER SKILLS」の残り(第60章まで)を読む: 約200ページ 達成!🎉
やってはいけないデザイン」の残りを読む: 約120ページ 達成!🎉
FACTFULNESS」の第3章まで: (多分)100ページくらい 未達...😢

ということで、一部未達成となってしまった...!

アクションの思い出し

やったこと

  • (読書とは関係ないけど)業務前後1時間の自習室を始めた
  • (これも読書とは関係ないけど)ジムに通い始めた
  • ほぼ前回と同じ

やらなかったこと

  • 特になし

ふりかえり

読んだ本のレビューをすぐに書けたのは良かったです。 多分これ、将来自分のブログを見返したときに「書いておいてよかったなぁ」と思う気がします。(これまで記録を残していなくて本の内容を覚えていないことが多かったため、記事をきっかけに内容を思い出すことができそう)

読書量が達成できなかったのは残念です。あまり読書時間を取れなかったのが要因だろうなぁと思います。
自分は夜寝る前にベッドで読書するスタイルを採っていますが、最近は資格取得のための自習や運動不足解消のためのジム通いを始めた結果、ベッドに入ってからすぐに寝てしまい読書時間が減ってしまいました。
ただ、資格取得に関しては現状読書よりも重要度が高いと考えているので、これはまあ当然の結果かなぁと思います。 直近1ヶ月はどうしても資格取得に時間を使いたいので、いったん読書量は抑えることにしてみようと思います。

今後のアクション

直近読み終えた本のレビューを書き、分量を抑えつつも読書を続けようと思います。

レビューを書く

読む

  • FACTFULNESS」の第3章まで: (多分)100ページくらい

まとめ

直近2週間の読書のふりかえりをしてみました。達成できなかったのは残念ですが、状況に応じて目標を調整しつつ読書を継続していくことが大事かなぁと思っているので、無理せずにやっていきます。

資格取得の話を出しましたが、詳しくは別途記事を書こうかなと思います。

ではまた。

読んだ『アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム』

読んだもの

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム 石田保輝

https://www.amazon.co.jp/dp/B07179Q3MJ

なぜ読んだのか(読む目的)

思ったこと達

全体を通して図が分かりやすく、「小難しいことを分かりやすく伝える力」って大きなバリューだなと思った。

ソートアルゴリズムは「ヒープソート」「マージソート」など、聞いたことあるような無いようなでも確実にこれ覚えてないわ〜系のアルゴリズムも紹介されていて勉強になった。各アルゴリズムを実装してみようかな〜と思ったりした。

探索アルゴリズムは「配列の探索(線形探索と二分探索)」「グラフ探索」をそれぞれ章立てて説明している。「グラフ探索」については、幅優先・深さ優先の探索と、「辺重み付きグラフ」の最短経路を探索するアルゴリズム(ベルマン・フォード法、ダイクストラ法、A*)を紹介している。転職活動のプログラミング課題で、迷路問題を解いた時にやったなぁ〜と思い出しながら読んだ。
これらの探索アルゴリズムへの理解をもっと深めたければ、実際に問題を解いてみるのが良いんだろうなぁ。パッっと思いつくのはAtCoder, paiza, CodinGameくらいかなぁ。CodinGameは楽しくて好きだったなぁ(やり込んでたというわけでもないけど)

第5章の「セキュリティのアルゴリズム」が、一番『この本を読んで良かったなぁ』と思える章だった。章のはじめに「盗聴」「なりすまし」「改ざん」「事後否認」という4つの問題を挙げて、それらに対応する形でセキュリティ技術を紹介してくれているのが良かった。
改めて説明してと言われるとうまく説明できるか自信のなかった暗号方式や鍵交換法について、図解付きで説明されていてとても分かりやすかった。インターネットをやっていく中でセキュリティはマナーだよなぁと感じているので、この辺りの理解を確認することができたのは非常に良かった。

その他、クラスタリングの基礎やユークリッドの互除法などの有名アルゴリズムについても紹介されている。

総じて、非常に学びが多く、『アルゴリズム正直自信ないかも...』と思っている方にはオススメしたい一冊だった。

と書いたが、改めてamazonのレビューを見てみると

本書のもとになっているアプリ「アルゴリズム図鑑」は基本無料であり、イラストがアニメーションするためより分かりやすいと思います。 さらに、アプリでは360円(レビュー時点)のアプリ内課金でアプリ内のすべてのアルゴリズムが見れるため、本を買うより圧倒的に安くなります。

とのレビューがあった。

本を買いたいと思ったあなたはアプリで充分かもしれないので本を買う前にアプリを使ってみると良さそう。

読んだ『さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について』

読んだもの

さよならインターネット まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ) 家入一真

https://www.amazon.co.jp/dp/B01KFO1FJK/

なぜ読んだのか(読む目的)

  • 自分が勤めている会社の創業者である家入さんがどのような考えを持っている人なのか、興味があったから
  • 今後インターネットをやっていくうえでヒントになるようなことが書かれていそうだと思ったから
  • 正直なところnoteで無料公開されていたのは後押しになった

思ったこと達

前半

前半、第3章くらいまでは「インターネットの歴史のふりかえり」のような印象。平成ネット史(仮) - NHKでつい最近ふりかえりをしたので「そうかそうか」という感じで読んでいた。

自分は平成生まれなのでインターネットと共に成長してきた。いや、「インターネットと共に」は言い過ぎた、そんなにインターネットと親密な幼少期を過ごしたわけではないので訂正する。「隣の県でインターネットくんが成長していた、その同時期にたまたま自分も成長していた」くらいかも。

小学校にパソコンルームはあった(タイピングゲームで遊んでた)。中学2年でケータイを手に入れた。高校の終わりにスマホを手に入れ、自分専用のPCを手に入れたのは大学入学時(大学指定のlets note)だった。ので、インターネットには大変お世話になってきた。
が、インターネット上で自己表現をしたり何かを作ったりという、なんというか、インターネットくんとの深い友情・絆・思い出、みたいなものはない気がする。

文章中に出てくるシーンやサービスを、自分の経験に照らし合わせて思い出したりした。

  • 電話回線を介してインターネットにつなぐ、というのは実家のパソコンが一時期そうだった気がする。中学生ごろかな。動作がめちゃくちゃ遅かったと思う。
  • 前略プロフは高校生の時に女子たちがやってた。
  • 大学時代にはmixi,twitter,facebookというSNS時代に突入していった。連絡手段もメールからLINEに完全に移行した。
  • 大学のサークルの連絡手段は、最初は専用のホームページに掲示板があって、そこに練習予定とか書いて、連絡はメーリスを使ってた。
  • そのあと、一時期はmixiグループを使って連絡してたな(mixiでは主に怪盗ロワイアルと星空バータウンをやってた)。
  • 最終的に全員がLINEを使うようになって、LINEでサークル同期のグループを作って連絡するようになった。

ここまでの章では、「インターネットが空気や水のように当たり前になった」「昔は『ここからがインターネットな!』という線引きがあったけど、今はその線引きがなくなってしまった」ということを言ってた。

後半

第4章以降はインターネットが世の中をどう変えたか、今後どうなっていきそうで、著者はどうしていこうと考えている、という話をしている。

文章中の言葉をいくつか取り上げて自分の思ったことを書いてみる。

無意識のうちに見たいものだけを選び取る。自分好みの意見ばかりを吸収する。

  • インターネットに膨大な情報があふれている中で、自分の嫌いなものは目に入らないところに置くようになる
  • 好きなものだけが目に入るようになる
  • 好きなものだけに囲まれて、とても幸せに感じる
  • 一方で、その世界に、不意に嫌いなものが入り込んでしまった時に、それを強く不快に感じるようになる

というようなことが書いてあった。まあ確かに、嫌いなものよりは好きなものを近くに置きたいもんなぁ。

インターネットという大きかった一つの世界は、あまりに大きくなりすぎたために、むしろ個々人の小さな単位に分断されることを選ぶようになりました。

  • 個々人が処理できる情報量に対して、インターネットのもつ情報量が大きすぎる
  • 全てを見ることはできない
  • 見る範囲を初めから制御するようになる

というようなことが書いてあった。人は見える範囲のものしか見えないので、見る範囲を制御してるのは「実はインターネットに限らずそうかも?」とも思った。(テレビも見たい番組だけ見てた)

膨大な情報をもつインターネットが、実は人間にとっては小さく小さくなろうとしてる、みたいなギャップがちょっと面白い。

インターネットの力で、ますます多くの人が表現者になっていく時代、果たしてその表現を維持できるだけの活力をもたらす規模や質の鑑賞者や消費者は残るのでしょうか。

ここでの「表現者」は本文中の文脈では「音楽活動をしている人」などを想像すると良さそう。
おそらく「音楽活動を始めやすくなったけど、音楽活動だけで食べてくのは大変かもしれないね、もしその音楽にお金を払ってくれる人がいない(残らない)なら」ということを言ってる。

インターネットの力で『誰でもできるようになる』と、誰でもできることは価値があまり高くないと判断され、お金を払わなくなる、というのは想像がつくなぁ。

表現自体をサポートする努力だけではなく、表現者を尊重し、気前良くお金を払ってくれるような消費者や舞台のほうも増やし、育てるほうへテクノロジーは注力をしていかないといけないとぼくは強く感じているのです。

いま自分が携わってるサービス、ある種これでは?と思った。

多くの場合、自分がいいと思うものを否定したり批判したりする声など聞きたくはありません。だからこそインターネットもその欲求に従い、見たくないものを排除する方向へパーソナライズしてくれるようになりました。しかし余計なものがない、という状況は、ときに「極端」な方向へとぼくたちを誘導してしまいます

SNSを使う時に自分の意思でそうしている(=見たくないものを排除してる)時もあれば、システムがよしななアルゴリズムでそうしている時もある。

仮に、自分と全く同じ考え方を持っている人しかいない(見えない)場にいるとしたら、多様性がなくていろんな場面でリスクが高いかも。

ユーザーにとって「ムダがないほうがいい」「ジャストサイズほどいい」「居心地がいいほどいい」ことを前提としたサービスばかりが生み出されているように思います

ユーザー側の意思でそうしているならまだしも、システム側で勝手にそれを強要してしまうのは違う気がするよなぁ。(と思って本文をもう一度読んだら同じことが書いてあった)

アルゴリズムに頼った効率的な情報収集は、もちろん有益です。しかしこれからの時代、ムダも多いかもしれないけれども、偶然性に身をゆだねた、人を介した温かみのある情報収集も、また新しい価値を持つ

インターネットによって心地良いと感じている世界の外に飛び出して、別の何かを探しにいくのも大事だよなぁ。
そういうところにきっと、PCに噛り付いているだけじゃ発見できない何かがあるんだろうと思う。

まとめ

個々の話については「確かにそうかもな〜」と思いながら読んだ。
一方で全体的に総じて何を言いたかったのか、は正直あまりよく分からなかった(自分の理解力不足という #説 はある)

個人的には「パーソナライズによるリスク」みたいな話と「表現者が増えていく中でどういう場を作っていくか」みたいな話が響いたので、自分はたぶん普段からそういう話題に興味を持ってるんだろうなぁという気づきがあった

読書ふりかえり 2019/02/17 ~ 2019/03/03

読書を意識的に始めるようにしてから3回目のふりかえりです。

前回の記事はこちら tanaken0515.hatenablog.com

おさらい

1日30ページというペースを目標にして過ごしてみたけど、うまく読書ペースを管理できずに目標未達だった、というのが2週間前です。

もう少し自分にとって分かりやすい形で、目標を具体的な項目に落とし込んでみよう、と考えて、以下のような目標を立てました。

この目標で2週間を過ごしてみてどうなった?というのがイマココです。

目標達成できたのか...?

さよならインターネット」の残りを全部読む: 約130ページ 達成!🎉
アルゴリズム図鑑」の残りを全部読む: 約180ページ 達成!🎉
CAREER SKILLS」の第45章までを読む: 約120ページ 達成!🎉
やってはいけないデザイン」の第2章: 約102ページ New!

目標としていた書籍をすべて読むことができました! 加えてその他の書籍も読み始めることができました!🎉

アクションの思い出し

やったこと

  • iPhoneKindleアプリを固定フッター(?)に置いた
  • MacbookKindleアプリを置いた
  • 目標のゴール地点を確認しながら読んだ
  • カフェで読んだ
  • 会社でランチしながら読んだ
  • 手持ち無沙汰のときになるべくtwitterじゃなくkindleを開くようにした

やらなかったこと

  • (今回は、あえてこれをやらなかった、これをやるのを避けた、というアクションは特になかった)

ふりかえり

今回は目標を達成することができました!🎉

目標を「どの本をどこまで読む」という形に具体化したので、ゴールを意識して読むことができました。自分にはこのやり方が合っていそうです。

ただ、楽に達成できたかというとそうではなくて、2週間のうちの前半はあまり読めておらず、後半で「あ、ペースやばいかも」と気づいて時間を取るように調整しました。(改めて自分は文章を読むペースが遅いなと感じています)

決して速いペースでありませんが、着実に一定量の読書をする習慣がついてきました。

ここで、そろそろ気をつけたいのは「読むこと自体が目的になってしまうこと」です。

読むこと自体ではなく、どう思ったか、自分の生活にどう活かすか、ということに読書の価値がありそうです。 また、ただ読むだけでは時間とともに記憶が薄れ、読む前とほぼ同じ状態に戻ってしまうような気がします。

読んだ記憶が新しいうちにレビューを残しておくと良さそうです。

今後のアクション

引き続き同じくらいのペースで読書をしていこうと思います。また、今回読み切った本の簡単なレビューも書きます。

レビューを書く

読む

まとめ

直近2週間の読書のふりかえりをしてみました。今回は達成できてよかったです。

ではまた。

読書振り返り 2019/02/02~2019/02/16

先日Kindleを使い始めて2週間が経ちました - tanaken’s blogという記事を書きました。

tanaken0515.hatenablog.com

あれからまた2週間が経ったので振り返りをしてみます。

おさらい

「一定量のインプットを習慣化したいなぁ」という想いからKindleを買って意識的に読書していくことを始めたのですが、2週間経過して振り返ってみると「定量的な目標(目安)を設定してなかったから今の状態を評価できないじゃん!」ということに気づいた、というのが2週間前です。

改めて1日あたり約30ページという目安を設定してみて、この2週間を過ごしてみるとどうなった?というのがイマココです。

目標達成できたのか...?

目標値 30ページ x 14日間 = 420ページ に対して、結果、305ページで未達でした...!
くっそぉ、結構読めている感覚だったけど意外とこんなもんなのか、、、、

読んだ本たち

2週間のアクションの思い出し

やったこととやらなかったことを思い出してみます。

やったこと

  • iPhoneのホーム画面の整理。Kindleアプリを起動しやすい位置に置いた
  • 電車にてiPhoneで読書した(休日も出かけたので毎日)
  • 睡眠前に枕元に置いてあるKindleで読書した(毎晩ではない。14日間のうち10日くらい)
  • Kindleに拘らず、Webに公開されている本を読んだ
  • 読みかけの本に拘らず、興味が湧いたものを読んだ
  • 読書量を気にした(でも計算ミスってた)
  • 通院で長時間待たされたにも関わらず読書よりもポケモンGoをやってしまった

やらなかったこと

  • Kindle Paperwhiteを外に持ち歩く。
    • やるつもりだったけどほぼやらなかった。手ぶらで出社したかったので

振り返り

目標に対しては未達成でしたが、前回の2週間は167ページで今回は305ページなので180%成長です。
圧倒的成長を遂げました。ありがとうございます。

読書ペースを意識するようになって、読書をする頻度がすごく多くなったのが良かったなぁと思います。
あとは1冊に拘りすぎずに興味が湧いた本に手を伸ばしてみたのもよかったです。 早く読みたいな〜と思える本を優先的に読んでいったほうが、読むペースが上がってノッてくるので良いな〜と思いました。

ただ、読書ペースの計算を間違っていて、達成したと思ったのに未達成だったことが悔やまれます。
というのもKindleに最適化された書籍を読む場合、読書量はページ数ではなくパーセンテージで表示されます。
今回メインで読んでいたCAREER SKILLSは物理本では全668ページなので、1日あたり30ページのペースを維持するためには1日あたり約4.5%という計算になるのですが、いつからか記憶が上書きされて「1日2%読めばOK☆」という認識になっていました。。。
目標の数値はわかりやすくて追いやすいものにしておくのが良さそうです。

今後のアクション

目標をどうするか

引き続き1日あたり30ページで行こうと思います。
この2週間やってみて「無理じゃないけど意識的にやらないと達成しない」ちょうどいい目標だなと感じています。

読書ペースをどうやって管理するか

今回は未達成だったのは、読書ペースの管理ミスによるところが大きいかなぁと思っています。
(正しく管理されないとこんなことも達成できないのかと思ったりします)

自分にとってわかりやすい形で、目標を具体的な項目に落とし込むことが重要そうです。 なので今日からの2週間は以下の感じで目標達成を目指していきたいと思います。

  • 「さよならインターネット」の残りを全部読む: 約130ページ
  • アルゴリズム図鑑」の残りを全部読む: 約180ページ
  • 「CAREER SKILLS」の第45章までを読む: 約120ページ

まとめ

この記事ではKindleを使い始めて2週間が経ちました - tanaken’s blogから2週間を経ての振り返りをしてみました。
今度こそ目標達成したい!

ではまた。