この記事 Rubyのsetterの返り値 (2) - tanaken’s blog について、@pyama86さんが調べて記事を書いてくれました。
この記事を読んで気づきというか感じたことがいくつかありました。
記事の内容は
- 調べてもすぐには分からなくて悔しかった
- ChatGPTを活用して調査範囲を絞り込んだ
- gdb(GDB: The GNU Project Debugger)をつかって該当の実装を発見した
という感じ。
まずすぐに思ったのは、こういうふうに「自分の知識の外にある情報を自分の土俵に引っ張ってくる力」でかなり差が出るな、ってことです。令和5年になって特に。
これまでも、たとえば検索エンジンで調べるキーワードの選び方とか確からしいドキュメントの選球眼とか書いてある文章を読み解く力とか、そういったもので自分の知識を拡張する力みたいなものは重要であったし、引き続きそれらは重要だとは思うんですが、令和5年の現在はLLMを利用した対話型のやりとりで知識を拡張することが手軽にできるようになっていて、それを活用するスキルの有無でめっちゃ差が出るじゃんってことを痛感したのでした。
もうみんな言ってることだし自分も頭ではわかってるつもりでしたが、実際に体験して「ああこういうことか〜」と響きました。
次点で、「分からないことを悔しがる力」の差です。性格の差もあるとは思うものの、エンジニアとしての素養というか、分からないことを放置したくないという気持ちの差を感じました。
一晩寝て起きても分からなくて悔しい、みたいな感覚、最近忘れちまってないかい?俺?
最後は純粋に知識と経験の差ですね。今回の例でいえばRubyの内部実装をデバッグするための手段としてgdbを使う、というルートにたどり着けなそう、という点です。
いや、ここまで書いて気づいたんですが、それこそChatGPTをつかえばそれ引き出せたんじゃね?という話ですよね。
やってみたらできました。(最初はByebugとかを提示されたけど)
そんなこんなで、もっとやっていかねばならんなと思ったのでした。
自分がわからん〜と放置しそうになっていたことについて、pyamaさんにスッと解明されてしまったのは(ありがたかったけど)それなりに悔しかったっす。やるぞ