先日とある発表資料をレビューする機会がありまして、自分はこういうことに気をつけているよ〜というフィードバックをしたんですが、フィードバックをしながら「あ、自分これ、結構大事にしているなぁ」と改めて気づいたので書き留めておきます。
気をつけていること
気をつけていることはこの3点です。
- 想定するターゲット(聴講者、読者)は誰なのか
- この発表の前、ターゲットはどういう状態なのか
- この発表を経て、ターゲットにどのような状態になってほしいのか
気をつけている、というか、この3点を直接的に資料に盛り込んでしまうことが多々あります。
- あなたに聴いてほしいんです
- あなたはいまこういう状態なんじゃないかなぁ?とわたしは想像しています
- この発表のあと、あなたにこういう状態になってもらいたいなと思ってます
といった感じですね。
伝えたかったことがまとまる
これを書いておくと、自分自身が「結局だれになにを伝えたかったんだっけ?」と迷子になるのを防げます。
あと、案外、そもそも伝えたいことがふわふわしてたりします。
ターゲットがどういうシーンでこの資料に触れるんだっけ?オフラインで同じ空間で発表を聴いてるんだっけ、それとも自宅でオンラインで?あるいは録画を見る?電車で資料を読むだけ?なども、大事かなと思ってます。
心構え
聴く側(読む側)も心構えができます。
例えば
「私はこの発表のターゲットのド真ん中だな。しっかり聴こう」とか
「自分は過去にはターゲットにいたけど、今は少し違う位置にいるな。その視点からターゲットの人に役立つ質問とか助言とかできるかも」とか
「自分は全然ターゲットじゃないや。聴かないで他のことしよう」とか
です。
立体的になる
結果的に構造が立体的になると思っています。
「発表している人」と「それ以外」という二分類の構造じゃなくて、
「発表している人」と「ターゲットとなる人」と「そのほか多種多様な人」という構造になります。
「そのほか多種多様な人」の中で「発表している人」のねらいに共感した人は、ねらいに沿ったアクションをしてくれる(発表中にSNSで補足説明をしてくれたり、発表後の雑談でフォローしてくれたり)ことがあって、そうなるとラッキーです。
あとは「ターゲットとなる人」が予想より少なかったとか、「こういうターゲットにした方がよかったんじゃないか」などのフィードバックも得やすくなるかなって思ってます。
みなさんはどうですか
みなさんは何か気をつけてることありますか?
ご意見ご感想をお待ちしてます。ではまた。